2015/04/01

映画 はじまりのうた


2/7より公開が始まった映画「はじまりのうた」(公式サイト)

イミテーション・ゲームでのキーラ・ナイトレイがやっぱり可愛かったのでという理由で、たまたま見つけた映画だった。

映画レビューサイトでの評価も上々なようだ。評価が良いのは観たあとに観たのだが。

ストーリーは所謂サクセスストーリーで、冷静に考えればそんなことあるのかよと思う内容かもしれないが、噛みつくところではないし私は全然気にならない。映画までもが夢も希望もない話では面白くない。

Maroon5のアダム・レヴィーンが出演し、その確かな歌声を披露している事の方は気になる人もいると思うが、主演のキーラ・ナイトレイが歌声を披露しているのが見どころ。


私としてはかなり好きな歌声で、何度も聞きたくなり上映終了後Amazonでサウンドトラックをすぐ買った。かわいいし、あんな歌を歌われたらもう・・・素晴らしい。
当たり前だが一流アーティストのように声量があったりするわけもないが、そこが逆に身近に感じれて落ち着く。


映画ではアルバムを1つ創り上げる過程が描かれており、楽しく皆で創り上げてくシーンが終わるころには涙が出てきしまうくらい、楽しさや達成感が伝わってくる。

音楽は世界共通だなんて言葉もあるけれども、音楽に限らず創り上げるということは難しいしその分楽しいことだ。中にはすごさが理解できないものや一部の人にしか分からない物もあるが、音楽ならそれを誰しもが共有しやすい。

音楽業界批判のような部分もあったりするが、音楽業界のお陰で作り手も受け取り側も手にできたものもあるだろうから一概には批判はできない。その構図は映画の中に全体にちりばめられている。



ただ、間違いないのは創り出された物、ここでは音楽だが、それには想いがあって創り出された理由があるということだ。
その想いを全てでなくても少しでも感じられたらより愛おしく聴ける。


Walkmanの中に入れた曲をもっと大事に聴いていこう、そう想わせてくれる。
ポップ好きなら素直に曲も楽しめる、オススメの映画だ。

サントラもお気に入りだ。もうちょっとキーラ・ナイトレイの曲が多いと完璧なのだが。