2016/12/30

羽田空港にA350XWBが就航

2016/12/13にからシンガポール航空がA350-900を羽田ーシンガポールに投入した。
平日だったが、大型機材の新機種就航はこの先777Xまで無いだろうしいろいろ投げ出して観に行った。
この記事を書いた時点では、SQ632便やってきて、約1時間後のSQ633便で帰るスケジュールで投入されている。


この日の視程はいいとは言えなかったが、予報の雨ではなく曇りだったので贅沢は言えない。
特徴的なウィングレットと787のような点滅パターンの衝突防止灯で遠くからA350だと分かる。昼間でもウィングレットで遠くから識別できそうだ。
787のウィングレットは上に跳ね上げがほぼないので、遠くから観ると”薄くて”ほぼ見えない。


羽田空港に着陸。照明の支柱とかぶってしまった。


Singapore Airlines A350-900 9V-SMH
歓迎の放水があるかと思ったらそんなものはなかった。
出発まで約1時間しかなく、新機材ということもあり一刻も早くスポットに入りたかったのだろうか。



羽田へのA350はFlight Test機 MSN005 の飛来以来。
見学等のためかANAのジャンパーを着た人がいつもよりたくさんいた。プッシュバック等はLufthansaTechnikのジャケットを着た人が担当していた。LufthansaもA350を発注している。

やっぱり狸顔だなと思う。


冬なので出発の時は暗くなってしまう。また、離陸はD滑走路を使う。夏になりAかCからの離陸を観てみたい。


Singapore Airlines A350-900 9V-SMF
後日、目論見通りスペシャル塗装機を観ることが出来た。



エアバスの記念すべき1万機目のDeliveryがこのA350だった。
A350のウィングレットをモチーフにしたデザインで、(おそらく)シンガポール航空のロゴと同じ色で”10,000th AIRBUS AIRCRAFT”と書かれている。

Singapore Airlines A350-900 9V-SME

9V-SMAから順番に取られているので、数が少ない今ならば全機体を撮ることもできるかもしれない。

2016/11/23

エアフェスタ浜松2016

よし、行ける。
と唐突に決めた浜松行き。浜松基地は初めてだったが天候にも恵まれ、若干の日焼けもしてしまった。

 個人的な注目はブルーインパルスとKC-767。
ブルーインパルスは東京上空を飛んだ2014年以来、航空祭なら2007年振りでとても楽しみにしていた。


午前中はまばらだった人も午後になると増えてくる。航空祭は朝から全力でいくものだと思っている私からするとなんか不思議ではある。


XC-2に比べると高さがあるため、空自の中でKC-767とE-767が1番威圧感のある地上展示に違いない。

 浜松ということもあってウナギ塗装のエアフェスタ浜松仕様のT-4。シャークティースは定番だが、ウナギは世界初に違いない。T-4のフォルムと相まってとても可愛らしい。
ちなみに晩ご飯は浜松餃子西田ので、うなぎは食べてない。


 E-2Cは初めて見たかもしれない。せっかくなら全周を眺めたかった。

 初めてPLフィルターというものを使ってみた。塗り絵っぽい感じもあるが、目で見た感じに近いので面白い。


ペーパークラフトがなにげにあったのを、この記事のために写真を選んでいて気がついた。撮るときはタオル?を目的にとっていて全然気がつかなかった。

岐阜基地から飛んできて、そのまま飛んで帰ったF-2 63-8502号機。

 アグレッシブな飛行で、久しぶりの航空祭ということもあり写真は散々たるゴミの量産となった。

 400mmじゃ全然遠いという現実・・・・。

 サイズが大きいだけに大迫力。大型機ゆえに旋回が大きく間延びしてしまうのは致し方ない。フラップをきかせての低速飛行も大きさのせいでより遅くみえるので不安さえ覚えた。

小松基地からは42-8841号機と92-8906号機が飛んできて演技をして、これもまた飛んで帰っていった。
F-2と違ってグレーなので露出アンダーかオーバーの両極端になりがちで難しい。しかも逆光気味である。





浜松名物のT-4大編隊

E-767と7E-76Jr.。航空祭の間中ずっとエプロンを淡々とひたすらに往復していた。ずっとである。もやは執念さえ感じる。

そしてお待ちかねのブルー!


 午後になり雲が出てきてしまい、快晴とは言えない条件ではあったが正面や真上は青空だったので贅沢は言うまい。

雲の合間をすり抜けるのも青空を飛んでいるんだという感じがしてとてもよかった。


 スモークの質感がスゴイ。いちどこういうシーンを撮ってみたいと思っていたので嬉しかった。

 Sigma 17-70mmで。ブルーのために2台体制で挑んだ。

 APS-Cに17mmではとてもとても入りきらないサクラ。適度な雲の中綺麗に咲いた。


浜松基地へは公共交通機関を利用したが、遠鉄バスのオペレーションに感動した。
Twitterで聞いた話によると観光バスから路線バスまでもろもろバス200台近くを投入したらしい。ハリウッド映画の避難シーンが撮影できそうだ(笑)

朝は混雑のためか予定よりも早くに乗車券販売を開始したものの、そこからはピストン輸送というよりもベルトコンベア輸送といった方がよいのではないかと思った。
毎年の成果なのだとは思うが、皆が座れて(座れる人数しか乗せない)次々とバスが来るお陰で行きは渋滞もなくスムーズに到着した。
帰りは一斉に帰るため、駅に着くまでに3時間近く要したが、半分以上は渋滞によるもので会場でバスに乗り込むまでの流れは人数を考えればスムーズそのものだった。 帰りも座れる人数しか乗せないため、寝てればついたのもありがたい。正直あの渋滞の中、立っているとしたらもう浜松に行く気力が起きない気がする。

天候にも比較的恵まれ、ブルーも見られて、遠鉄バスもよかったのでまた来年も行くかも知れない。

2016/11/19

紅葉を撮りに

紅葉の名所にも行ってみたいと思いつつ、今年も電車で行けるところで済ませてしまった。

引いた絵を撮るにはPLフィルターがないと見たようにうまく撮れないが、アップで撮ればなんとかなる。
広角側はSigmaの17-70mmが1番長いが、人がいっぱいいるこのシーズンに人を避けて撮るには望遠がちょっと足りない。Sigma用にはPLフィルターを買ったのだが、望遠用はあまり使う気が無いし77mmはそれなりの値段になるので躊躇している。



100-400mmは最短撮影距離が0.98mなので立てば足元が撮れる。この短さはいろいろ重宝する。

 Sigma 17-70mmのボケよりもこのF4.5のボケの方が自然だと私は思う。




 毎年誰かが紅葉を入れている、と思う。なぜならこの周囲5mくらいには木が一本もないからだ。
そしてみんな、それを撮るのだ(笑)

2016/10/08

立川防災航空祭2016

今年は10/1(土曜日)開催だった立川防災航空祭。
前日から午前中が雨予報で飛行展示が危うかったが、当日になってみてば青空もちらりと見える時間もある曇りでよかった。私の日頃の行いがよかったお陰に違いない。きっとそうだ。



今年は入場して開門待ちではなく、開門の9時前まで入場は出来ず沿道に並ぶ形になっていた。歩道が広いので綺麗に並べばそこまで周辺住民の邪魔にはならないはずだ。
15分前に行ったため、それなりの行列があったが位置取りには問題なかった。






どうやら参加している部隊のパッチを並べているようだ。ちりばめられた白い花びらで遠くからでも目立つ記念塗装だった。(UH-1H 41714号機)


 昨年は鬼怒川氾濫による災害派遣のため、実施されなかった大編隊が今年は実施された。
滑走路上に並んだヘリが次々とエンジンスタートする。(UH-1J 41929号機)

大編隊飛行に向けて離陸するUH-1J 41864号機と41929号機
背景に立ち並ぶマンションが映り込むのが立川の面白いところだ。排気による揺らぎが強調される。
と言っても、他の駐屯地系の航空祭は行ったことが無いけれども。

お偉いさん方による式典が行われる。


 有限会社オリンポスが主宰となり行っているソーラープレーンのデモ飛行が行われた。
http://www.ac-olympos.com/project/sp-1/sp-1_top.html
風もそれなりにあったためか、高度が安定しない不安定な飛行ではあったが着地せず数百メートルを飛行した。
 登録レジはEXPERIMENTALのJX0148。このあと格納庫で展示されていたが、鳥人間をやっていた私からすれば作りは雑だと感じた。思っていたよりも汚いというか。
ただ有人動力機なので、わずかな抵抗を減らす繊細なフェアリングよりも安全で壊れないことが最重要。そういう点では必要十分な作りなのだろう。


 雨が降ると思ったので、防滴の望遠レンズしか持ってきておらずフレームに収まらなかった。写真は飛行後の一斉着陸シーン


 立川特有なのかも知れないが、ヘリの特徴を活かして来場者の前でホバリングして参加している機体の紹介が行われる。ホバリングしてぐるっと2回転ぐらいその場で回って機体を見せてくれる。
消防はAS332L1 JA119BとAS365 JA119E、
警察はAgusta AB139 JA14MPと AW139 JA16MP、
それと陸上自衛隊所属機が参加した。
米空軍機は地上展示のみ、昨年いた海上自衛隊は不在だった。

空挺降下は雲による視界不良のため中止となった。


ホバリングして紹介をうけるOH-6D 31286号機

 紹介前に飛行展示を披露するAH-1S 73469号機。73463号機と一緒に披露した。

 迫力のある展示飛行をしてくれたAH-64D 74508号機。アパッチが飛ぶとは思っていなかったので嬉しかった。


 旋回中でもターレットは来場者の方を向いている。


防災航空祭なので、クライマックスは警察、消防、自衛隊による救助活動のデモ。
近隣住民に配慮してか、尺が全体で4時間もない航空祭なので控えめではあるが、航空祭の中でもっとも”忙しい”シーンとなる。


被災状況偵察のため、UH-1J 41833号機から降り立つ偵察バイク。

 ラペリング降下で現着する隊員。AW139 JA16MP

 陸自ヘリがレスキュー隊員を現場に下ろす。UH-1J 41929号機

 負傷者を搬送しDMATへ引き渡す、先ほどのレスキュー隊員。


 ホイストにより吊り上げ救助を行う。AW139 JA16MP

 東京消防庁ご自慢の消火アタッチメントを取り付けたEurocopter AS365N3 Dauphin 2 JA119E

 実は去年、故障で放水に失敗した陸自。今年は無事リベンジを果たした。
UH-1J 41833号機

飛行展示後、地上展示エリアへと移動するAH-1S 73463号機とAH-64D 74508号機。


 地上展示の陸上自衛隊 ビーチクラフト キングエア 23055号機




 52934号機と一緒に地上滑走体験を担当していたCH-47J 52980号機。
去年は救助活動デモで高機動車を吊り下げ空輸したが、今年は地上滑走体験のみでの飛行となった。

米軍、飛行展示のなかった東京消防庁のヘリ、個人所有のロビンソン(JA003R)等が居たが、望遠しか持ってきてなかったので目で見て終わりにした。
勿体ないので早急に防滴の標準ズーム Lレンズの配備が必要だ(棒読み)

来年ぐらいは早めに並んで地上滑走体験をしてみようかな。
出店で立川ドックという名のホットドッグを食べたけれども、ホットドッグのウィンナーが細長いのは食べやすさのためなんだなと再認識させられた。太いウィンナーがのったものはもう買わないことにしよう・・・。