2012/11/29

ソニーのモバイルバッテリー CP-F2LSAVP


ソニーの電池事業売却検討の話が出てきた日に届いたソニーのモバイルバッテリー CP-F2LSAVP


モバイルバッテリーと言えばeneloop mobile boosterで、もちろん私は買いましたがそろそろ限界を感じてきたので購入。決め手はなんといっても7000mAhの大容量。

ソニーストアでクーポンとポイントを少し使って、約6200円。購入時点でAmazonよりはお得ですが、しばらくしたら値下がりするはず。


 フラットデザイン。上面側面のエッジはデザイン的に分かるんだけれども、もうちょっとRがついたほうが優しいかなーという印象。


USBが2ポート。左からUSB、充電パイロットランプ、USB、残量確認ランプ、充電用microUSB、スイッチ 。


こういうわかりやすさはさすがソニー。

大容量と過剰とも言える出力(笑)

 このバッテリーの感じどこかで見たことあるなーと思ったら、

NW-HD5などのHDシリーズに採用されたマグネシウム合金ボディ。
取説には本体素材は書いていないが、質感的にはまさにそれ。この時期は凍てつくように冷たく、よく放熱してくれそうだ。

HDシリーズのマグネシウム合金の技術が、生きてるんじゃないかと思うと胸が熱くなる。
たぶんアルミニウムだろうけどね


さて、Xperia NXとの比較だ。GXとほぼ同じ大きさらしいが手元にはNXしかない。

モバブーの方が可搬性はいいが、容量が倍でこれなら許せる。0泊3日で出かけるときとかは、劣化したモバブーでは若干頼りなくて、スタバのコンセントにお世話になった。





バックアップ端末としてX10を用意していたが、これならいらないだろう。
モバブー(初代)との比較も載せておく。スイッチのところが黒いのは壊れてしまっているから。





付属品はACアダプターと0.5mのmicroUSBケーブル。


白いNXとの相性もいい。これ1本を持っていれば、バッテリーの充電・バッテリーからの給電・スマホのPC接続と1本3役だ。まぁ、microUSBだからどのケーブルでもそうなんだけれど。


プラグは固定式。


海外電圧対応の2.1Aの大出力ACアダプタ。Xperiaの純正ACアダプタでも充電できなくはないので、純正ACアダプタがあればXperiaとバッテリーの充電ができる。

充電しながら出力もできるが、その時はこのACアダプタを使うように書かれている。
ちなみにバッテリー単体で実測203.5g(仕様では約198g)だった。

XperiaNXの付属のACアダプタは800mAh出力だが、BatteryMix上では同じスピードで充電できる。確か+44%/hourぐらい。おそらくそこで保護回路のリミッターがあるのだろう。

1ランクしたの3500mAhのとはサイズはさほど変わらないので、予算に余裕があるならこちらがオススメだ。充電池は消耗品なので、モバブー発売で飛びついた人にはいい乗り換え候補になりうるはず。


※追記
今更ながら記事タイトルが間違っていました.
7000mAhのこのモデルのは「CP-F2LSAVP」です

2012/11/03

非効率的というもの


近所のクリーニング屋がリニューアルした。
どうリニューアルしたかというと、無人化したのだ。

コインロッカーとTSUTAYAの返却ボックスが合わさったようなシステムで、適当に預けると仕上がり日にはロッカーに入れられ、指定のロッカーから回収するというシステムである。

これよる顧客側のメリットは2つ。
1つは取扱時間が前後に延びたこと。朝、大学にいって帰りが遅い大学生(主に就活生)、そして一般人にはとても有り難いはずである。
2つは若干料金が安くなったこと。本当に若干。もしかしたら、私の気のせいかも知れない。

そして、デメリットもある。
即日仕上げがなくなったのだ。これは地味に不便だ。

店側はどうだろうか。
ご存じの通り、チェーン店型クリーニング店でも店舗に1人は必要である。詳しい業務までは知らないが、預かり物のチェックと料金の受取、仕上がり品の引き渡しであろう。

無人化によって店舗に人が居る必要は無くなったが、預かり品のチェックは工場で新たにしなければならない業務として加わった。しかし、一般的に考えて1箇所に集約されるので、人員は以前より削減できるだろう。
一方で、もちろんこれらの無人システム構築のための投資が必要である。

私はクリーニング屋ではないし、結果的にどちらが費用面でいいのかは分からない。
即日仕上がりが無くなり、売上もある程度は減るかも知れない。もちろん企業判断としては、変更して利益の上がる見込があったのであろう。

クリーニングとは、洋服などを預けて綺麗にしてもらうものである。ものは違えど、Amazonでも宅配便の人が届けに来る。要するにお店で買わなくとも人との接触があるのである。

今まで、人がやってきたことが無人化された。箱に洋服を入れると、綺麗に仕上がり箱に入っているということが、どこか不気味に感じてしまうのだ。慣れの問題ではあるかもしれない。

企業側にとってはコスト削減が進んだ。また、雇用が減ったこともまた1つ事実としてあるだろう。効率化という経済性とはなんなのか。雇用があることが経済であり、コスト削減もまた経済なのだ。

夜遅く、人影のない”ロッカー”が明るく照らされる店舗を眺めながら、物事の多面性を改めて感じた。