2012/10/15

JA2012 国際航空宇宙展

SJAC(エスジャック)、日本航空宇宙工業会が主催するJAPAN INTERNATIONAL AEROSPACE EXHIBITION 2012 国際航空宇宙展2012 (以下 JA2012)を見てきた。

会場はポートメッセなごや。














載せられるような見栄えのする写真がないし、そもそもそんなに撮ってはいない。


(たぶん)正面を入るとBoeingブース。























B787。全日空がローンチカスタマーということで世界で初めて受領し、日本企業も多く関与しているということで話題の旅客機。



















特徴的なのっぺりノーズ


















B747-8。”ジャンボジェット”とはB747のことで、これはその新型。B787とベースは同じである新エンジンと、若干の設計変更で性能を向上させたバージョン。NCA(日本貨物航空)が、貨物用のB747-8Fを世界で初めて受領している。





















川崎重工業ブース
ユーロコプターと共同開発したBK117。ドクターヘリとしての採用例も多く見かけたことがある人も多いはず




































防衛省向けに次期固定翼哨戒機として、川重が主設計担当として開発が進められている機体。

国内で航空機を開発する機会というのは10年、20年に一度程度であり、設計を担うことでノウハウが蓄積できるので、川重にとっては一大プロジェクトなわけです。
ただ、あくまで川重が主設計なだけで各種製造などは三重、富士重など他社との分担です。





















こちらは次期輸送機として開発が進められている機体。
どこかの党のせいで中途半端で使いにくい機体となってしまったC-1に代わり、海外派遣にも対応できる航続力(燃費がよくなった)を有する。


















隣はAgusta(アグスタ)のブース。このデザインのヘリを見かけたらたいだいアグスタ。


















最新のグラスコックピット。画面が壊れたらどうするんだよ!と思う方もいるでしょうが、そんな品質のレベルでは航空機には採用されません。画面が壊れるときはそれこそどうしようもない状況か、本当に運が悪いか。


















巨大企業Lockheed Martinのブース。

そのうち日本の防空を担うF-35。自衛隊仕様の模型。

















パイロットまで作り込んである。

















一番上が北朝鮮のお陰?で有名となり、見かけるようになったPAC3の中身。
PAC3というのは全体の”システム”としての名前なので、中身というよりはそのものというべきか。


















 F-35の機種下面に搭載されるセンサーシステム。
赤外線による目標探索と、レーザー誘導ミサイルなどに使うレーザー機能を搭載。これにより従来機では別途搭載が必要な機能を内蔵でき、ステルス性が向上します。























軍用車両の模型。やっていることは日本の重工さんと同じようなものですが、規模が違う。


















日本が世界に誇る飛行艇の新明和工業のブース。
離島の急患輸送などに出動したりするわけですが、オスプレイがあればそっちの方が適任のような気もする。
































ラジコンヘリなどを手掛けるヒロボーの1人載りヘリのコンセプトモデル。



















三菱重工業のブース。
MRJの機内モックアップ。左右非対称を見ると新幹線かよと思ってしまう。

















EDASのブース。エアバスはこれの傘下にあります。
 でかすぎて空港のターミナルが対応していなかったりするA380(右)と開発中のA350XWB。

















なんか狸みたいだよな



















JAXAブースの天井。
予算がないから色なしなのか、敢えての色なしなのかを聞き忘れた。




















はやぶさの帰還カプセル回収時に使用した防爆スーツ。映画ハートロッカーに出てくる奴の方が安全そう。























ご覧の通りのブース。


















確かCF34エンジン。大きくて見応えはあるのだが、動いていないエンジンにそれほどの価値はない(暴言)























以上。

CEATECHとかモーターショーみたいなこういうイベントは初めて参加した。
思ったよりも幅広い層の人がいることが少し驚きだった。若いカップルとかもうね・・・。

入場料はそれほど安くはないが、払ってみたいそう思えるような産業に育つことができれば日本のいい活力となることは間違いない。車と違い安全や品質管理は非常に厳しいが、部品点数も多く裾野が広い産業である。

個人的には次の”車”に当たるのが航空機産業なのではないかと思っている。航空機が一般化する日がくれば、宇宙機産業が今の航空機産業のような地位を築くかもしれない。

航空宇宙分野はお金が掛かるが、そこに投資し積極的な技術開発をしていくことが欠かせない。技術は継続の上に成り立つのだ。
車が日本の経済を支えたように今後の日本を支え行く1つの柱となるであろうし、航空宇宙業界以外の方々が理解を深める場としても、多くの人に見て欲しいと思う。


2012/10/07

UCC 日米共演!最強の艦艇コレクション

UCC THE COFFEE 砂糖ゼロにおまけがついてくる、10月2日から開始されたキャンペーン。
缶コーヒーにおまけはよくある話だが、おまけが軍用艦でそれもなかなかのクオリティーと大きさである。

おまけはおいしいが、商品そのものもおいしい。ブラックコーヒー派ではないが、普通の缶コーヒーは甘い。一方で、これは砂糖ゼロと言う名の通りコーヒー+ミルクなのでブラックではない。甘さもほどよく、非常に飲みやすいし気が休まる。難点はUCCなのでどこでも扱っているジョージアとは違って、店舗によってなかったりすることだ。











何が入っているのか分かるため、重複はないにしろ商品は1缶約140円であるから、この数だと・・・
軍事というものはお金が掛かることがよく分かりますね(棒読み

2012/09/28

デジタルとアナログの狭間で


NEXUS7に合わせて日本でもGoogle Booksが始まった。正確にはGoogle Playでの取り扱いが始まった。

中学高校と読まされることはあったが、自ら進んで本を読んでいるのは今が一番多いかもしれない。

このブログは新しいが、ブログそのものは少しは古くからやっている。ブログをやっていると本を書く人は凄いなと改めて感じる。あれだけの量を構成を考えて書くのだから。「それでくっているんだから当たり前だろう」と思う人いるだろうが、純粋に能力としては素晴らしいもの以外何物でも無い。

話を戻すと、やることはあるのだが先延ばしに出来てしまうことが多くなってある意味では、時間ができるようになったのだ。それと毎日がこれまで以上にルーチン化してしまってどこか変化を求めているのかもしれない。

まぁ、嫌でも来年には変化があるのだが。

本を読むのは嫌いではない。しかし、人前で好きとは言えるほどではない。世の中には膨大な量の本がある。好みの広い人ならまさに宝の山であろうが、私は好みが狭いので”読みやすい”本を探すのに苦労する。

”読みやすい” というのは開いたページが読みやすい文体であるかだったり、読み始めようという気を起こさせる何かがあるかと言うことだ。
本に限ったことではないが取っ掛かりというのは重要である。

Google ブックス(http://books.google.co.jp)で読んだ本を思い出してみた。
量としては少ないが、私としては読んでいる方なのだ。
ミリタリー系3冊と経済系1冊、よくある小説2冊だ。 こうして書き出すと9ヶ月で6冊とはお粗末である(笑)それに酷いジャンルの偏りようである。
小説の方は普段はほぼ読まない。まず本自体をそもそも(以下略 

きっかけはTwitterである。本を買ったというツイートを見てなんとなく読みたくなったのだ。結果としては面白かった。( ;∀;) イイハナシダナーであった。

私は電子書籍には期待している。まぁ、電子書籍でなくてもAmazonやGoogleでいい。
本は確かに面白い。映画より安く長時間楽しめる。一方で、映画のように予告編があるわけでもないし、本の帯なんてのは何の手助けにもならない。
本が好きって人はきっかけ作りが上手いか探知能力が高いのだと思っている。

私が期待しているのは"オススメ"だ。電子書籍に限らず本が電子的ものを経由すれば必然的に統計データは得られる。ぜひ私のような不器用な人間でも、楽をして本が選べる機会が整えばいいと思う。特化したWebサービスとかではなく、もっと普遍的なサービスである方がオススメの精度は上がるのではないかと思う。

きっかけなんてのはたいしたことはないが、きっかけが導く結果を蔑ろにはできない。良い意味でも悪い意味でも。私は音楽が好きだといえる。それはYouTubeであったりインターネットでの”きっかけ”が増えて好みに出会える機会が増えたからである。

違法行為を推奨しているわけではないが、厳密に運用されるには優れたきっかけシステムがなければならない。現状としてその優れたきっかけシステムの一部を違法なものが担っていることは認めざるを得ない事実である。

食わず嫌いより食べてからきっぱり嫌われる方がどうせ嫌われるならいいのではないか。好きになってくれる可能性にかける価値はあると思うのだ。無い需要など需要ではないのだから。

ページを読み進む気持ちよさ、読み終わった本が嵩張ること。楽しそうな本を見つけられたことの嬉しさ、高まる期待。電子化されたのに画面でページをめくるとはなんともアナログであろう。デジタルとアナログの狭間で本は今までのように、そしてこれからも私に別世界を提供していってくれるはずだ。