2012/02/22

映画「TIME」


たぶんくまのプーさん以来久しぶりの映画。
説明会まで暇すぎてかといってESの下書きをするような気力もでなかったから。

高い暇潰しではある。そこは否定できない。

オフィシャルサイト

話は比較的単純。時間が通貨の代わりとなるというお話。
時間と言えば、モモを思い出す。 モモよりは現実的だけれど非現実の世界という感じだ。

結論から言えば面白い。見てがっかりするような映画ではない。


面白いのにあっさりし過ぎているような気がした。

ハリウッドにありがちな無駄に熱い人間関係の描写がないからかもしれない。主人公とヒロインを中心に淡々と進む。このテンポの良さは映画で描かれる、Time is moneyをより見ている側に印象づけているのかもしれない。

振り返って見れば、設定のつめが甘いし、寿命制限により時間が生まれるというのは根本的にどういう社会システムなのかという疑問は湧いてくる。
しかし、見ている最中は1秒1秒への焦りが伝わってくるから、そんなことを考えてはいられない。冒頭で主人公が言う台詞でもある。
説明のないシステムは見ている側に、理不尽な現実を突きつけてくる。社会の全てを知ることはないだろう。設定の甘さこそ、見ている側をより引き込むのだと私は思う。何よりも時間が全てなのだ。


中には振り返ったこの後味が好きになれなくて嫌いと評価する人もいるだろう。個人的にはこのあっさり感は評価したい。見ている最中は楽しかったのだから。

それに大抵は馬鹿でうるさいヒロインが健気なところも非常に好感が持てる。(そこ?

見終わって、あれ?2時間も映画を見るなんてことに費やしたなんて!
と思えれば完璧。


映画とは関係はないが、1500円はお財布に痛い。


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