所沢航空記念発祥記念館で「日本の航空技術100年展」として展示されている零式艦上戦闘機五二型。
アメリカのPlanes of Fame Museumが所蔵する機体で、オリジナルである栄エンジンを搭載し、飛行可能な唯一の零戦である。(飛行可能とするために再製作などの修復は行われている。)
飛行可能なだけあるし、展示用に掃除されているはずなので綺麗だ。
零戦と知らなければ、60年前の飛行機らしくない姿である。
単純に比較はできないが一般に旅客機の寿命は15~20年前後。 常にコストとの戦いで燃費の悪い機体をわざわざつかったりはしない。(途上国などに売却されてその後も使われたりはするが)
零戦のすらっとした胴体に低翼の主翼、それに映える上反角。なんだかくるくる転がりそうなあのフォルムには惹かれる物がある。
お土産として童友社の1/144 現用機コレクション 第23弾のF-35Aシリーズを1つ買った。
塗装済みの半完成品である。航空自衛隊も配備予定の機体だ。最新鋭機は最新鋭機なりのかっこよさがあるし、零戦のようなレシプロ戦闘機はそれぞれの機体が洗練され、究極のような形になっているようにも思える。
MRJは初飛行が遅れている。まぁ、787もA380も遅れた。航空機は今も昔も上手くいかないまだまだ難しい産業なのだと実感させられる。
航空技術は軍事により発達したことは間違いないが、暮らしを支える大きな柱となっていることも間違いない。戦争のない完全なる平和があるとしたらその下で技術が進歩していくものなのかは、非常に悩ましい問題だと思う。
切っても切り離せない関係とはいうがむしろそうでない関係をこの世で探すことの方が困難だ。
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